(1)「まさしく、御遺命に背いた故にですね、細井管長は、御相承を授けることができなくなってしまった。次の阿部管長また、御遺命違背の失によってですね、これを受けることができなかった。すなわち、御相承の授受っていう、授ける受ける、この両方がですね、できなかったわけであります。まさに、七百年来、富士大石寺門流において、いまだかつてないっていうことが起きた。このことは宗門の奥の方、奥深くに起きたことであるから、一般の人はしらない」(本部指導会 H11.4.12 ※渡辺雄二氏によるテープ起こし)
(2)「大聖人様の万々の御配慮がまします。御相承というものは、口伝えとか、そのような一つのものではない、いかなることがあっても絶対断絶しないようにできてんです。故にもし、大聖人様の御心に叶う、正しい貫主上人が御出現になれば、その時たちまちに正系門下の血脈が蘇る。そういうことになってんです。いわんや、広宣流布の時には、すでに前生、前の世に御相承を所持された、日目上人御出現なさるんでしょう。ですから、少しもそのような断絶は心配する必要がないってことであります」(同上)